[ほうれん草]上手な茹で方と、日持ちさせる保存方法

青菜の王様といわれる、ビタミンと鉄を含む緑黃色野菜の代表格。店頭には一年中並んでいますが、旬は冬。甘みも増して、ビタミンCの含有量 も多くなります。原産地は西アジアで、今では世界中で栽培されています。生食用(サラダ用)のほうれん草はアクが少なく、茹でずに食べられます。
栄養素
- β-カロテン
- ビタミンC
- 鉄 など
旬?産地
旬は冬。かつては「冬菜」と呼ばれたほど、寒い時期の野菜の代表でした。夏と比べて冬に収穫される方が、ほうれん草特有のうまみも増しています。 寒さに強く暑さに弱いので、秋まき栽培(9月に種まき、11~3月に収穫)が中心です。
選び方
おいしいほうれん草の選び方
根元がみずみずしく潤っていて、葉先がピンと張っているものが新鮮です。
葉が濃い緑色のものを選びましょう。
保存方法?期間
ほうれん草をおいしく保存するコツ
束のまま濕らせたキッチンペーパーに包み、ビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫の野菜室で保存を。
下ごしらえのコツ
ほうれん草の茹で方
- たっぷりの湯(ほうれん草の重量の5倍位)をわかし、塩を湯の0.5%加える。1リットルに小さじ一杯が目安。
- ほうれん草を立てるように持ち、莖が根元から湯につかるように入れる。10秒程たったら葉の部分も入れ、約1分茹でる。根元の部分に少し固さを感じるくらいが茹で上がりの目安。
- ボールに水を用意し、茹であがったほうれん草を流水で冷やす。
- 水の中で根元をまとめ、軽く絞る。
レシピ
常夜鍋

材料
- ほうれん草:2束
- 豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用):500g
- 水:6カップ
- 酒:1カップ
- 塩:小さじ1
【つけだれ】
- 醤油:100ml
- レモン汁:50ml
【薬味】
- ねぎ、にんにく(みじん切り):適量
作り方
- 鍋に水を入れて沸騰させる。
- ほうれん草は洗って4cmの長さに切り、豚肉とともに皿に盛りつける。
- 「1」に酒と塩を加え、再び沸騰したら、ほうれん草と豚肉を、食べる分だけ入れる。煮えたらつけだれにつけ、お好みで薬味を添えていただく。
ポパイサラダ

材料
- ほうれん草(生食用):2束
- ベーコン:2枚
- フランスパン(小さいもの):2個
- オリーブオイル:大さじ1
- にんにく:1/2かけ
- パルメザンチーズ:適量
【ドレッシング】
- オリーブオイル:大さじ3
- 白ワインビネガー:大さじ3
- 塩:小さじ1/2
- コショウ:少々
- パルメザンチーズ(粉):大さじ1
作り方
- ベーコンは1枚を4つに切り、フライパンでカリカリに炒める。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火で熱し、香りが出たら、くし切りにしたフランスパンを入れ、キツネ色になるまで炒める。
- ほうれん草は洗って食べやすい長さに切り、水気をきっておく。
- 器にほうれん草を盛り、「1」、「2」と、薄く切ったパルメザンチーズを加えて混ぜ、ドレッシングの材料を混ぜてかける。
グリーンチキンカレー

材料(4人分)
- 鶏肉:300g
- 塩、コショウ:少々
- サラダ油:大さじ5
- ほうれん草:1束
- 水:2カップ
【A】
- にんにく:1片
- しょうが:2枚
- パセリ:1本
- とうがらし:2本
- たまねぎ:1個
【B】
- ターメリック:小さじ1
- オールスパイス:小さじ1/8
- ローズマリー:少々
- コショウ:少々
作り方
- 鶏肉は1口大に切り、塩、コショウをふる。鍋にサラダ油大さじ2を熱し、キツネ色に焼いて水を加え、弱火で20分煮る。
- Aの材料はすべてみじん切りにする。ほうれん草は茹でた後、みじん切りにする。
- 鍋に殘りのサラダ油を入れ、Aを加えて炒める。たまねぎに色がついたら、ほうれん草を加えて炒める。
- 「1」に「3」とBを加え、弱火で10分煮込み塩味をととのえる。
寫真:小林友美(1~5枚目)
制作?監修:カゴメ
出典:農林水産省 平成26年産野菜生産出荷統計(産地)
獨立行政法人農畜産業振興機構 「月報 野菜情報」2008年11月號[女子栄養大學](栄養価)
産地情報は2017年1月31日の記事初出時のものとなります。

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最終更新:2020.07.17