[ブロッコリー]選び方とおいしく食べるための保存方法

濃い緑色が鮮やかなブロッコリーは、β-カロテン、ビタミン、食物繊維などを豊富に含む、栄養満點の萬能野菜。最近では通年でスーパーに出回っており、サラダや炒めものにはもちろん、お弁當にも重寶します。寒くなるにつれて甘みが増し、11~3月までが旬です。
栄養素
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ビタミンE
- 食物繊維 など
旬?産地
晩秋(11月)から春(3月)までが旬の時季。寒くなるにつれて甘みが増します。冷涼な気候を好み、日本では夏場は北海道産、冬場は愛知県や埼玉県産がおもに出回ります。
選び方

おいしいブロッコリーを選ぶポイント①
花蕾(つぼみ)がかたくしまっていて、こんもりと丸く盛り上がった形のものを選びましょう。上から見て緑色が濃く、花蕾の粒がそろっているのもポイントです。

おいしいブロッコリーを選ぶポイント②
寫真左のように、莖の切り口がみずみずしいものを選びましょう。中心までみずみずしいものは、柔らかく甘みがあります。
保存方法?期間
生のまま保存する場合
茹でずに調理する場合(中華など)や、生のまま保存するときは、表面の水分をよく拭き取り、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。莖を下向きに立てて入れましょう。
茹でてから保存する場合
新鮮なうちに茹でて、密閉容器に入れて冷蔵保存し、2~3日以內に使いきりましょう。すぐに食べない場合は、重ならないように平らに広げて保存袋に入れ、冷凍保存します。
下ごしらえのコツ
ブロッコリーの切り方
部位や料理にあわせて切り方を工夫すると、異なる食感を楽しめます。

莖
① ひし形切り:炒めもの、スープの具
② 短冊切り:炒めもの、酢味噌あえ
③ 縦1/2カット:スティック野菜、炒めもの、肉巻き
④ 拍子切り:炒めもの、スティック野菜
⑤ さいの目切り:スープのうきみ、ポテトサラダ、チャーハンの具
花蕾
⑥ 小房、花蕾を一つずつばらばらに:スープ、サラダ、かき揚げの具、パスタの具
⑦ 1/4カット:和えもの、ソテー
⑧ そのまま1個、または1/2カット:シチューやカレーの具、お弁當の具
ブロッコリーの茹で方
- 葉を取り除き、太い莖の部分で切り離して洗う。
- 花蕾は小房に分け、莖はスの入った部分とかたい皮を切り落とす。
- 鍋に湯をわかし、塩(1~2%)を加える。莖を先に入れ、1~2分たったら花蕾部分を茹でる。
- 緑色が鮮やかになり、莖に竹串を刺して通るくらいにやわらかくなったら(約3~4分)、取り出して冷水に浸して冷ます。冷めたらザルにあげ、花蕾が含んだ水分をしっかりと切る。
ポタージュにする場合
香味野菜といっしょに煮込んで、柔らかくなったらミキサーにかけます。ポタージュにすると、栄養を余すことなく摂取できます。
寫真:小林友美
制作?監修:カゴメ
出典:農林水産省 平成26年産野菜生産出荷統計(産地)
獨立行政法人農畜産業振興機構「今月の野菜」ブロッコリー(寒さに當たると紫色になる)
「日本食品標準成分表」「日本人の食事摂取基準」「國民健康?栄養調査」の數値は記事初出時の最新データを參照しています。これら數値は変更になることがありますので、記事を活用いただく際には最新の數値をご確認ください。
産地情報は2017年1月31日の記事初出時のものとなります。

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最終更新:2020.07.30