超高齢化や労働人口の減少が急激に進む地域では、農業生産基盤の脆弱化が問題となっています。カゴメは日本の農業の発展が、地域の活性化につながると考え、日本の農業の成長産業化に貢獻していきます。
2019年4月、「農業?ものづくり?観光」が一體化した體験型「野菜のテーマパーク」をコンセプトに、「カゴメ野菜生活ファーム富士見」を長野県諏訪郡富士見町に開業しました。八ヶ岳の雄大な自然を背景に、野菜と豊かにふれあいながら、農業や食、地域の魅力を體験できる施設です。2019年は県內?県外から3萬名を超えるお客様にご來園いただき、地域や野菜の魅力を感じていただくことができました。
カゴメは、全國の自治體などと協定を結び、地元の農産物を使用した商品の展開やレシピの共同開発、食育やトマトの栽培指導など、地域の農業振興や健康づくりに積極的に取り組んでいます。
農業従事者の高齢化が進み、栽培面積が減る一方で、當社の國內ジュース用トマトの必要量は増加しています。當社ではその解決策の一環として、農業機械メーカーと共同で加工用トマト収穫機「Kagome Tomato Harvester」(KTH)を開発。農家にとって最も負擔が重い収穫作業の機械化に取り組んでいます。また、JA全農いばらきとトマトの運搬を委託している美野里運送倉庫(株)(茨城県小美玉市)と連攜し、KTHと作業者をセットで派遣する収穫委託も拡大しています。
地域の農産物を全國で消費する「地産全消」活動の核となる商品「野菜生活100季節限定シリーズ」は、今では年間10種類以上を順次発売。カゴメはこれからも、新たな野菜や果物の開拓やコラボレーションによって、地域の農業さらには健康長壽をサポートしていきます。